オヤマの鶏は、その多くは自然の山のふところに抱かれた南向き斜面で、輝く空気の中、すくすくと育ちます。ひとつひとつの農場が主に山地に孤立して点在し、人や車輌の入場を制限、あえて設備コストの高いウインドレス鶏舎として野鳥の侵入を防ぐなど、病原菌を農場や鶏舎に近づけないようにしています。また、入場車両の消毒や、各鶏舎の入り口に消毒漕を設け、出荷後には隅々まで鶏舎内を消毒してから新しい雛を迎えるなど、衛生管理を徹底しています。
美味しい鶏は、まず、健康でなければなりません。ヒナはお腹から暖めれば良いことがわかっていましたが、設備コスト、ランニングコスト高になることで、この問題をずっと追ってきました。そしてたどり着いたのが、鶏糞リサイクルも兼ねたオヤマ独自に開発した「鶏糞ボイラー」によるフロアヒーティングです。70 年代、岩手県でいち早く導入し、ウインドレス鶏舎により、温度、湿度、空気など飼育環境を最適の状態にコントロールできるシステムとして、現在に至っています。このヒナから健康にこだわった歴史、これが「いわいどり」の基本にあります。他にも、「薄飼い」、「長期間無薬飼育」、「飼料」等々、鶏が健康に育つための環境作りを日々続けております。
「コクと旨味があり、肉質がしまっていて歯ざわりも良く、もちろん鶏独特の臭みもなく、後味はすっきり」・・・だからオヤマの鶏肉は、調理のプロである外食産業や、ホテルなどでも選ばれ続けています。『本当に安全で美味しい鶏を・・・』との創業以来の思いが最初に結実したのは、オヤマの銘柄鶏「地養鳥」でした。「地養鳥」は国内ブランド鶏肉の第一号になりました。さらに、早い時期から国内ブランドとして開発したオヤマの銘柄鶏「いわいどり」は、美味しさを追求し、飼育方法を工夫、オヤマ独自の飼料を研究開発して育てる自慢の銘柄鶏です。今に至るまで、オヤマの代表ブランドとして皆様に支持されています。
飼料安全法という法律で、一般に、病気を防ぐために飼料に混入して投与する薬が出荷時には完全に抜けるよう、休薬期間を7 日間とするように定められています。いわいどりでは、抗生物質や化学治療薬になるべく頼らず、最新のバイオ技術による安全で効果的な方法を取り入れています。有機酸や枯草菌をバランス良く配合し、与えています。これにより、有害微生物や有害菌(悪玉菌)が腸内で生存できなくなる腸内環境を整えています。そのため、オヤマの銘柄鶏は、休薬期間を長期にとることができ、より安全な鶏肉をお届けすることができます。
オヤマの銘柄鶏は、とうもろこしなど植物性たんぱくを中心に、ブナ、ナラなどの広葉樹の樹液と、海藻、天然ハーブをプラスしています。鶏肉本来の味を追求すると共に、数種類の枯草菌を強化し、カンピロバクター対策なども考慮して、より健康な鶏を目指しています。
夏の暑さ、冬の寒さにいつも柔軟に対応でき、鶏が快適に過ごせるよう、ウインドレス鶏舎とし、湿度や温度を管理し、コントロールするシステムが備わっています。
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